FXCMジャパン証券が楽天証券の完全子会社に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Economic_Indicators

FXCMジャパン証券株式会社は、商号の通り、2012年10月の、ODLグループから米国の FXCM Holding,LLC への全株式譲渡が完了した時点から FXCMの完全子会社になっていましたが、2015/03/25、4月1日付で楽天証券株式会社によるFXCMジャパン証券株式会社の全株式取得が公表されたことで、今後は楽天証券の完全子会社になることになります。表だっては何も言われていませんが、スイスフラン・ショックにより疲弊した米国FXCMが、FXCMジャパン証券を色々な意味を込めて「売った」ということでしょう。そもそも資金繰りが苦しい状況は、スイスフラン・ショック後、突然、口座維持費ならびに年間口座管理費の徴収(※)をスタートすることを公表し始めたあたりから、なにやら不穏な気配は漂ってきてはいたのですが。※2015年1月29日当初、「2015年3月より月額1,000円(税込)の口座維持費を課金。また、2016年1月より前年1年間取引のない口座に関しては残高に関係なく、年間5,000円(税込)の年間口座管理費が発生。」とアナウンス。その後、顧客からのクレームが殺到したことで、2日後、2015年1月31日に、「月額の口座維持費徴収を撤廃し、年間口座管理費のみの課金」へと方針変更。但し、年間口座管理費の徴収スタートが2015年4月からに前倒しされた。この騒動に影響を受けたかたちで利用者からの口座解約申請が増加し、1月末の総口座数は257,990(預り証拠金43,241百万円、月間取引高7,660,219.2万通貨単位)、2月末の総口座数は250,764(預り証拠金42,396百万円、月間取引高4,028,542.8万通貨単位)で、2月のたった1ヵ月間で総口座数は7226減少した(預り証拠金は -845百万円の減少、月間取引高は -3,631,676.4万通貨単位の減少)。(http://www.fxcm.co.jp/company/ir_index.html)

2001年に(株)フォレックス・キャピタル・マーケッツ・ジャパン(FXCMジャパン 本社:東京都新宿区 資本金10百万円)として設立した当時から米国Forex Capital Markets LLC(FXCM)と提携しており、FXCMを割当先とする第三者割当増資を実施するなど、FXCM資本の業者としての道を歩んで来ましたが、業務上、カバー先としての提携は残るかもしれませんが、FXCMの資本からは、これで遂に切り離されたことになりますね。

2012年にサイバーエージェントFXが、ヤフー株式会社に買収され、しばらくサイバーエージェントFXで営業後に、YJFX社として再ブランド化した経緯を一つの前例とすれば、いずれ近いうちに FXCM ブランド商号は いつのまにか 楽天FX とか RFX とかに変わって、MT4はサービス終了して、実入りの良いバイナリーオプションメインの業者に変えられていくのではないかと予想。楽天はイーバンク銀行も「楽天銀行」にしてしまったことだし。

FXCMにとって売り時だったのか、楽天にとって買い時だったのか、恐らくその両方でしょう。それこそまさに需要と供給、相場の原理ですね。そしてその栄枯盛衰は、相場と同様、諸行無常の響きあり。

確かに、吸収合併というと、会社ごと消えて無くなることを意味するので、買収されたと書けば良かったんですね (^_^;) あと、合併というとなんとなく今までも楽天との関連会社であったかのような響きもなくはないので、誤解を招きますよね。でも、売り飛ばされた会社にいる一社員の覚悟としては端的というか、当たらずとも遠からずというか、むしろリアルで潔いのではないかとさえ思いますけどね。なぜなら実質的な側面としては、他の企業に買収された事実としては間違いはなく、今やまな板の上の鯉であることに変わりはないので、買い手の楽天にしてみれば、買った(釣った)魚を煮て食おうが、焼いて食おうが、転売しようが、誰にも文句を言われる筋合いは無いわけだし、100%の経営権があれば、それは何だって自由なわけですから。

関連記事

コメント

    • yajin
    • 投稿日 (Posted on):

    2015年8月1日、FXCMジャパン証券は消滅し、楽天証券となります。

    本サイトでは、経営統合に関する重要なお知らせが公開されています。(http://www.fxcm.co.jp/index.php?CID=&DID=ad&PID=to-our-clients)
    経営統合に伴い、一部サービスの変更がございますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。

    FXCMジャパン証券は楽天証券へ
    FXCMジャパン証券株式会社は、2015年8月1日に楽天証券株式会社と経営統合いたします。この経営統合により、これまでFXCMブランドで培ってきたFX取引サービスに加えて、楽天グループのさまざまなサービスがラインアップに加わります。また、これまでFXCMジャパン証券株式会社がFX専業サービスプロバイダとして大切にお預かりしてきた「お客様のご資金」・「お客様のご注文/建玉」はそのまま楽天証券に引継がれます。
    変わること

    取引先会社名義
    2015年8月1日(土)5時59分までのお取引につきましてはFXCMジャパン証券での取引となりますが、同年8月1日(土)6時00分以降のお取引につきましては「楽天証券株式会社」となります。

    ひろがる投資サービス
    楽天証券が提供する株式・投資信託・債券・先物取引等の幅広い金融サービスが今後加わることで、さらに利便性の高い投資環境を提供いたします。 ※株式等の商品をお取引なさるには、楽天証券の証券総合取引口座等の開設が必要です。

    年間口座管理費について
    本年度より年間口座管理費は撤廃となります。

    初回最低証拠金額について
    2015年5月8日付で、個人・法人毎に設定してた初回最低証拠金額は撤廃となります。

    プレミアム口座の楽天FX口座への移管
    2015年9月12日(予定)をもちまして、「プレミアム口座」を楽天証券が提供する「楽天FX口座」に移管させていただきます。口座移管につきましてはページ上部にございます「商品・サービスについて」をクリックし、詳細をご覧ください。

    ミラートレーダー口座取扱い終了
    ミラートレーダー口座は2015年7月24日(金)6時00分をもって、サービスを終了いたします。ミラートレーダー口座取扱い終了につきましてはページ上部にございます「商品・サービスについて」をクリックし、詳細をご覧ください。

    支援サービス
    楽天証券が主催する会場セミナー、webセミナーにご参加いただけます。また、楽天証券が提供しているポイントプログラム(楽天証券ポイント)を今後ご利用いただける予定です。

    変わらないもの
    FXCMジャパン証券にて提供しております「スタンダード口座」、「MT4口座」のサービス・取引システム等に一切の変更なく、8月1日以降も変わらずこれまで通りにサービスをご利用いただけます。また、プレミアム口座は8月1日の経営統合後も、9月12日まではいままで通りにお取引を継続いただけます。

    取引ツール
    取引システム「Trading Station(トレーディング・ステーション)」ならびに「MetaTrader 4 (MT4)」は、8月1日の経営統合後もそのままご利用いただけます。ログイン画面のURLもそのままです。

    ログインID/パスワード
    「スタンダード口座」、「MT4口座」のログインID/パスワードは、8月1日の経営統合後もそのままご利用いただけます。

    取引ルール
    「スタンダード口座」、「MT4口座」のお取引ルールは、8月1日の経営統合後も同じ内容です。

    振込先の銀行口座
    「スタンダード口座」、「MT4口座」の証拠金の振込先となる銀行口座名義は「FXCMジャパン証券株式会社」から「楽天証券株式会社」となりますが、口座番号は8月1日の経営統合後もそのままです。また、経営統合後の当面の間は、振込先名義「FXCMジャパン証券株式会社」もご利用いただけます。

    入出金の手続き
    「スタンダード口座」、「MT4口座」の入出金ルール(ご出金反映時間等)は、8月1日の経営統合後も同じ内容です。

    ご資金/建玉
    経営統合前となる2015年7月31日時点での「スタンダード口座」、「MT4口座」の預かり証拠金/建玉は、そのまま8月1日に引き継がれます。経営統合に際して、お客様が建玉の決済をしていただく必要はありません。

    ご注文
    経営統合前に発注された「スタンダード口座」、「MT4口座」のご注文で8月1日以降も有効となる未約定となっているご注文は、そのまま8月1日に引き継がれます。お客さまが注文の取消しや再発注をいただく必要はありません。

    お取引に関する報告書
    「スタンダード口座」、「MT4口座」の過去分の報告書(売買報告書、損益証明書等)は、8月1日の経営統合後も閲覧いただけます。

    カスタマーサポート
    お問い合わせ先のフリーコール(Tel.0120-733-776)、メールアドレス(support@fxcm.co.jp)を引き続きご利用いただけます。

    • yajin
    • 投稿日 (Posted on):

    ミラートレーダー口座のサービス終了について

    (http://www.fxcm.co.jp/news/detail/2015/224e8d0000000by5.html)
    2015/05/25 15:30:00

    サービス再編に伴い、2015年7月24日(金)午前6時00分をもちまして、ミラートレーダー口座のサービスを終了することとなりました。

    サービス終了に向けてのスケジュールを以下の通りご案内申し上げますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。
    2015年5月29日(金):新規・追加口座申込終了
    2015年5月29日(金)午後6時00分をもちまして、新規・追加口座お申込みを終了させていただきます。
    2015年6月26日(金):初回入金受付ならびに口座開設手続き終了

    《重要》追加ご入金はサービス終了の2015年7月24日(金)午前6時00分まで受け付けております。

    2015年6月26日(金)午後4時00分をもちまして、初回入金の受付を終了させていただきます。なお、同日に口座開設の手続きも終了させていただきますので、ミラートレーダー口座のお申込みは無効とさせていただきます。

    《重要》追加ご入金はサービス終了の2015年7月24日(金)午前6時00分まで受付ております。
    2015年7月24日(金):サービス終了
    2015年7月24日(金)午前6時00分をもって、サービスを終了いたします。
    当日午前6時以降、決済されていないポジションは弊社提供レートにて適時決済(※)が行われ、損益が実現いたします。

    ※決済開始時間は、早まることもございますので、予めご了承ください。

    終了までは通常通りお取引いただけますが、オープンポジションについては、サービス終了までの間に決済をしていただくことになりますので、ご利用のポートフォリオを改めてご確認くださいますようお願いいたします。

    現在ミラートレーダー口座をご利用いただいているお客様には、サービス終了に伴い、ご迷惑をお掛けいたしますこと深くお詫び申し上げます。
    本件につきましてご不明な点やご心配な点がございましたら、弊社カスタマーサポート(平日24時間対応)までお問い合わせください。

    今後ともFXCMジャパン証券をご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

    フリーコール: Tel.0120-733-776
    E-mail: support@fxcm.co.jp

    • yajin
    • 投稿日 (Posted on):

    連結子会社との合併完了のお知らせ

    FXCMとの統合を記念してFX取引キャンペーンを実施!

    楽天証券株式会社(代表取締役社長:楠 雄治、本社:東京都世田谷区、以下「楽天証券」)は、2015年5月8日付のプレスリリースにて公表しました通り、当社を存続会社、当社連結子会社である FXCMジャパン証券株式会社(代表取締役社長:飯田和則、本社:東京都千代田区、以下「FXCMジャパン」)を消滅会社とする吸収合併について、2015年8月1日付で予定通り完了しましたのでお知らせいたします。
    また、合併による経営統合を記念して、2015年8月1日から「楽天証券 × FXCM 統合記念キャンペーン」を実施しています。楽天FXで初めてお取引をするお客様を対象に、キャンペーン期間中の新規取引数量に応じて、楽天スーパーポイントを最大60,000ポイントプレゼントします。

    楽天証券は、今後もあらゆる投資ニーズに即したサービスを提供することにより、一層の顧客基盤の拡大やお客様満足度の向上に努めてまいります。

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――-――
    ■□ キャンペーンの概要 □■
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――-――

    ■キャンペーン期間
    エントリー期間: 2015年8月1日(土)~2015年8月31日(月)
    取引期間   : 2015年8月1日(土)~2015年10月1日(木)AM5:55まで

    ■キャンペーン対象者
    弊社でのFX取引が初めての方
    ※キャンペーン対象になるには、エントリーが必要です。

    ■キャンペーン内容
    取引期間中の新規注文取引数量に応じ、楽天スーパーポイントへ交換可能な楽天証券ポイントをプレゼントします。
    ・50万通貨~100万通貨未満:  3,000ポイント
    ・100万通貨~300万通貨未満:   8,000ポイント
    ・300万通貨~500万通貨未満:  15,000ポイント
    ・500万通貨~1,000万通貨未満:  25,000ポイント
    ・1,000万通貨~2,000万通貨未満:  35,000ポイント
    ・2,000万通貨~5,000万通貨未満:  45,000ポイント
    ・5,000万通貨以上:  60,000ポイント
    ※楽天証券ポイントは、楽天スーパーポイントへ1:1の割合で交換できます。交換する際は、あらかじめ楽天市場会員への登録が必要です。

    ■プレゼント時期
    2015年10月下旬予定

    以上

    【手数料等およびリスクの説明について】
    楽天証券の取扱商品等にご投資いただく際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。各商品等へのご投資にかかる手数料等およびリスクについては、楽天証券ホームページの「投資にかかる手数料等およびリスク」ページに記載されている内容や契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解ください。

    商号等:楽天証券株式会社 (楽天証券ホームページ)
    金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第195号、商品先物取引業者加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

    • yajin
    • 投稿日 (Posted on):

    FXCMが株式併合を報告

    2015年10月1日より、FXCM Inc (NYSE:FXCM)は 9月初めに取締役会が決定した株式併合を実施する。
    株式併合は10月1日を効力発生日とし、株主の保有する株式は10株につき1株の割合をもって併合される。
    流通している株式数は現在の53,726,664株から10分の1にまで減少し、約5,372,666株になる。
    今回株式併合を実施したのは、ニューヨーク証券取引所の上場基準を満たすため。ニューヨーク証券取引所で取引されている全ての企業の株価は、30営業日以上連続して1ドルを下回ると、上場廃止となる。

    ニューヨーク証券取引所から上場廃止になるかもしれないとして、FXCMの経営陣は株式併合を承認することにしたのだ。同社の株式は9月2日以降、引け値ベースで1ドルを下回っていた。

    今後同社の株式は、従来と同じコード– FXCMで引き続きニューヨーク証券取引所に上場する。しかし、統一証券識別手続き委員会(CUSIP)からは新しく管理番号302693205が付与されることになった。

    同社の声明によると、今回の株式併合に伴い補償すべき端株は生じていないという。株式に端数が発生した場合の対応としては、9月30日時点での普通株式の引け値を基準とする金額の現金をFXCMは株主に対し支払うことになる。

    同社の全株主は今後、FXCMの証券代行会社、アメリカン・ストック・トランスファー&トラスト・カンパニー(American Stock Transfer & Trust Company, LLC)から株式所有権関連情報を受け取ることになる。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

人気記事ランキング-TOP30

Twitter

  • SEOブログパーツ
ページ上部へ戻る